旅は道連れ、世は情け
クロアチア代表に要注目!
父との桎梏
私が思う、エリック・サティ
来た!見た!喰った!(其の三)
ヨーロッパの無理解と、米英の国際感覚
ブログの限界でしょうか?
Jリーグ注目選手情報(この選手が効いている!)
m'Imidas 3/4号 出過ぎアゴーに社
開幕企画!!「Jリーグお買い得移籍情報」(シブイ選手情報)
しかし、この地方に旅行する事は、おすすめ出来ませ〜ん。JRに限らず、近鉄も含めて、非常に乗客にとって都合の悪い交通機関の通り方をしています。同じホームに、違う方面に行く列車が発着しているのが、結構普通になっていて、関西ルールなのかもしれませんが、その違う方面と言うのも、ある程度の所まで同じ、という程度のものではなく、真反対の方向と言うのが解せないのです。
最初の目的地は、五条と言う奈良県の南の方の、古い町並みの残る所でした。ここからバスに乗って、熊野古道を抜けていこうと思ったのですが、失敗しました。
まず、� �条に向かうにあたって、奈良駅に降りたのですが、ここからがややこしい。奈良駅には、大阪方面に向かう電車が二つあって、関西本線を通る「大和路快速」というのと、片町線から、東西線を経て、北新地へ向かう、そうあの「福知山線事故」の現場の方へつながっていく路線の二つが奈良から出ているのですね。
そのうち、片町線の方は関係ないので、関西本線の快速に乗って、王寺と言う所へ行ったのですが、この王寺の所で立ち往生。もともと五条を目指すのに、奈良から桜井線と言う路線を通って、大和高田を通って五条に向かう電車が走っているのに、王寺からわざわざ大阪から来ている「区間快速」に乗って大和高田に行って、また乗り換えて五条に向かう、というのが、JRの職員に説明されたルートでした。
全く、JRの職員の「資質」がずいぶん落ちました。もう少し、仕事に「プロ意識」が欲しい。JRくらい雇用が安定している企業も少ないんだし、関西であれば他の私鉄はこれほどひどくないぞ。
で、和歌山線で、五条を目指したのですが、関西でもこの辺りと言うのは、一種の過疎地区と化していて、関西の「チ ベット」と呼んでしまいたくなるような所で、家々を見ても、かなり貧しさを漂わせています。柳生の里であるとか、伊賀の里であるとか、そういった伝説の残っている所と言うのは、他から隔絶されている、というだけに、貧しさもついて回るようです。地理学的にそれは間違いないでしょう。回りを山に囲まれた盆地式の地形なのですが、背の高い建物が何もないくらい、過疎化しています。
そこで、五条に着いて、旅の情けの有る無しについて、深く考えさせられるわけです。
私が五条に着いた時、既に熊野古道へ行くバスは、出発していました。確かに、連絡する時間が短いので、電車が遅れれば仕方無いな〜、という気持ちでいたのですが、どうやら、ダイヤ通りについても連絡しないようなんです。
バス停で、� ��スの時刻表を見ながら途方に暮れている私に、奈良交通のおっちゃんが、
「ほい、あんた、どこ行きはんの?あ、どこどこ。」
そう、すぐにゴチャゴチャいわない!こっちもいろいろ考えてからモノをいうんだから、なんでも即答出来るわけないだろう。
「あんた、どこ行きはんの、バス行ってもうたで。」
いちいちいわれなくても、状況は自分で把握しておるわ!
「あのう、電車が遅れちゃって、新宮行きのバスってもう行っちゃいましたよね?」
「んなもん、とっくに行ったがな。あんた、2時の電車に乗ってきたやろ?あれの前に出発するよう、ダイヤ改正でなったがな。」
「ええ、連絡していないんですか?」
「そうやで。」
「困ったな〜」
「まあ、なんか探しいや」
う〜ん、観光地の出入り口にあたる駅にいる、案内の人間が、これほど愛想無かったのは今までの数々の旅行経験の中で初めてです。ダイヤ改正で代わってしまったのを知らない旅人が失敗した時、「まあ、なんか探しいや」ではあまりにもホスピタリティとして、やる気が感じられない。代わりにこんな所どうですか?ぐらいの商売っ気は欲しい。察するに、なまじ都会に近い分だけ、人が不親切な事が当たり前になっているのではないかと思いました。
これからは、都会の「近く」の場所は旅行しない事にしました。
さて、W杯で日本と当たるクロアチア代表。二つの見方が有るようです。
1.1998年のW杯で三位に入ったときのチームほどの強さは無い。タレントも居ないので、充分勝てる。
2.日本がボスニア・ヘルツェゴビナに苦戦しているときに、あのアルゼンチン代表に勝ったのだから、充分警戒しなくてはならない。
というものです。
1の見方ですが、そもそも引退した井原氏や、相馬氏によれば、'98のチームも、「強い」というほどのものは無く、勝負所を心得たしたたかなチームにやられてしまった、という感想を持っているようです。つまり、'98のチームでさえも、それほど強いチームだったのだろうか?という意見があります。あの頃は、シュケル、ヤルニ、ボクシッチ、ボバン、アサノビッチ、プロシネツキとタレントが揃っていましたからね。そのチームに対しても、さほど強く感じなかったという、現場の選手の話は確かでしょう。ただ、日本代表もあの頃ほど強くない事を忘れていませんか?日本は、逆にタレント(才能)は揃っているのに、まともな戦術が無いから、優れた選手が揃ってもあんなガッカリする試合ばかり見せられるのです。
2の見� �ですが、私は実際スカパーで、この試合を観ていたので、注目すべき選手が二人居たのを発見しました。マスコミは、クロアチア代表というと、ヨーロッパの主要リーグで活躍している選手が優れていると思いがちで、いわゆるクロアチアの「国内組」を軽視しがちです。ところが、二人の若い「英才」がいます。一人は、日本でも取り上げられている、代表監督の息子、二コ・クラニチャルです。トップ下の選手ですが、よりゴールを意識してプレーする選手で、パスも出せてゴールも奪えるタイプです。一時期、リヨンが狙っている、という情報が流れた事があるくらいですから、実力派「折り紙付き」といっていいと思います。何せ、リヨンというクラブは、絶対損をするような選手はとらない、賢いクラブだからです。そのスカウ ト網に引っ掛かったという事は、この選手が必ず移籍金に見合う結果を出す選手と考えているからでしょう。見た目の線の細さとは違って、コンタクトにも強いです。トップ下の強いプレッシャーの中からラストパスを出したり、遠目からゴールを奪ったり出来る、能力の大変高いプレーヤーです。リヨンとしては、ジュニーニョの後がまを担える選手を探しているはずで、それが二コ・クラニチャルだとしたら、監督の息子、という興味本位で取り上げていいような選手のようには思えません。さらに、この試合が初キャップとなった選手で、スカパーの解説者(誰だったっけ?、多分、原博美氏だったような)が非常に高く評価していた選手が、ルカ・モドリッチです。なんでも、ネドヴェドの様だと母国では評価されているとか。実� ��、ボランチのポジションに入って、このポジションでは張るかに世界的評価で上を行く、二コ・コバチより素晴らしい仕事をしていました。
クラニチャルとモドリッチは「両雄並び立たず」だと言われていたのですが、アルゼンチン戦で、その事はくつがえされました。クラニチャルは、得点にからむ場面で、決定的な仕事をするプレーヤー。モドリッチは、得点を演出する場面を作っていく、プレーメーカー。モドリッチの方が運動量が多く、展開の大きなパスも多く、確かにネドヴェドに特徴が似ています。守備センスも高く、要所をつぶすディフェンスも出来ます。アルゼンチン戦は、初キャップの試合だったのですが、堂々のプレーぶりで、これでW杯へのメドが立ちました。
クロアチア代表については、既にマスコミが予想スタメンなどを書いているでしょうが、少なくともアルゼンチン戦を観た限りでは、3-5-2の布陣は変わらなくとも、二人のボランチが、二� �・コバチとトゥドールになっているでしょうが、トゥドールはストッパーで起用され、二コ・コバチとモドリッチがボランチに入るでしょう。そして、二コ・クラニチャルとモドリッチがいるクロアチアの中盤は、決して弱い中盤ではなく、フォワードのペルショと、固いディフェンスだけのイメージだったチームが、実は中盤もアウトサイドも(スルナと言う要注意プレーヤーがいます)充実していて、決して日本が中盤を制圧出来るような相手ではない、それどころか下手をすると劣勢にたたされて、手も足も出ない相手、だという事に気づくべきです。
適用する前に、最後のタッチのにきびは、皮膚のケアは、油性メイク
現在の専門誌の論調では、ジーコ監督の日本代表と言うのは、ある意味、日本が「素」で世界に挑戦したらどうなるか、と言うのを知る大会だと言われています。「黄金の世代」という、才能に恵まれた選手が、確固たる戦術を持たず、個々の才能だけで勝負するのですから、一人一人がどのくらい通用して、日本がそれによってサッカーの世界における、基本的順位を気づかされるだろう、という事です。討論にたとえると分かりやすいですね。これから日本は、討論(W杯)に出掛けるわけです。メンバーは、過去見渡してみても最高のメンバーです。しかし、ディベート(試合)に臨むにおいて、理論武装(確固たる 戦術)が無い状態で、論争(試合)するわけです。「黄金の世代」が悲惨な結果を持ち帰る事も、これからの日本サッカーにとってはいい経験となるのです。おそらく、ジーコ監督の後は、きっちり理論武装(確固たる戦術)を持った監督を招聘する事になるでしょう。日本は、個々の力より、集団の力で勝つのが得意である事は、どの分野においても同じだと思うので、ジーコ監督のやり方が破綻するのは確実です。さて、「ポスト・ジーコ」は誰なんでしょうか。ベンゲルは無しね。この人も、確固たる戦術を持たないので。日本代表は、すごいギャランティーを払えるのだし、こんなニュースも入っているので、ヒディング氏、今期限り、この人あたりに当たってみてはいかがでしょうか、と思います。韓国との縁が深いにしても、� ��国との待遇の違いをはっきり示せば、来る人だと思います。
写真は、この前のJRのダイヤ改正で、無くなる事になって、鉄道ファンが大騒ぎした、ブルートレイン特急「出雲」です。ずっとむかしに撮った(15年くらい前)写真ですが。
男という生き物は、生まれたからには父親といつかは対決しなければならない。父親があまりに偉大であった場合、古今の東西を問わず、息子はたいてい性格的にひねくれているのが普通である。つまり、息子はいつかは父親を越さなければならない宿命にあり、そうした場面での父の態度というのも、父の人格を見る面で多いに役に立つ。
私の場合、私が小学生の時に既に父がうつ病にかかってしまったために、「グダグダ」の父を幼心に見て育ったせいか、父に対する「壁」と言うものは感じなかった。ただ、今度は私自身が精神的に悩んで、うつ病になっていくうえで、悩みに答え続け、愛情を注ぎ続けたその姿に、親としての偉大さを感じたのは確かだ。
論理的思考力においては、私どころ� �、おふくろにも劣る父。方向音痴で、ものをすぐ無くす父。そんな父と、ここ1〜2年、深い桎梏が続いている。ま、我が師であるセラビストに言わせると、元も子もない。
「お父さんは、【老人力】ならぬ、【子供力】を発揮されてるな。つまり、君に追い抜かれたくない、負けまい、と必死なのだよ。まあ、下手に【老人力】を発揮されてわがまま言い放題になる親もいるから、まだマシじゃないか」
慰めにはなるけれど、解決にはならない。最近では、親父もその能力が私に及ばない事を認めるに至った。しかし、世帯主としての、家父長としてのプライドだけは譲れないらしく、これが私との「戦争状態」にいたらしめる事になる。
なるほど、「家族とは病気である」と言う意味が、ようやく分かりつつあるのだった� ��
エリック・サティ論
先日、本屋でエリック・サティの評論本が有ったので手に取って読んでみたのだが、かなり偏った「サティ信者」によるものであり、こんな本が本屋の平積みに載せてあることが嘆かわしくなった。
エリック・サティ、と言う作曲家を、完全にクラシック音楽の作曲家と勝手に定義づけて、その文脈で、あれこれその活動と人生についてガタガタ言っているのである。
お話にならない!サティは、そのような単なるクラシック音楽家ではない。19世紀末から20世紀初頭にかけての、フランスの芸術運動に大きく寄与した「巨人」であり、クラシック音楽だけをやっていたのではなく、演劇の音楽も手がけていたし、その幅は広く、現代音楽にも通ずるものがあるから、彼は再評価されているのである。
� ��ティという人が、異色の存在なのは、その音楽における「ウィット」に因る。「ジムノペディ第1番」に見るように、この頃の芸術運動である、キュビズムを反映したかと思われる作品を聴くと、その「ウィット」には感服せざるを得ない。
ピアノは、「ネコ踏んじゃった」くらいしか弾けない、と言う人は、一度「ジムノペディ第1番」に挑戦してみて欲しい。楽譜を見ると分かるのだが、実は、かなり簡単な曲なのである。そのうえ、結構「様」になる曲であり、ちょっとピアノで自慢してみたい人は、ぜひ挑戦して欲しいと思う。
その楽譜を見ると、この人の「ウィット」の具合が良く分かる。
ここに、サティの楽譜がある。たとえば「グノシエンヌ第1番」には、以下のような譜面の指示がある。
「Questionnez」問いかけて
「Du bout de la pensee」思考の尖端から
「Postulezen vous-meme」自分自身を頼みにして
エリック・サティという人は、ちょっとした「怪人」でもある。その作品に「いやがらせ」と言う延々と繰り返しを差せる曲もあり、これらは後のジョン・ケージなどの現代音楽のはしりといえるのだが、従来のクラシックに属する音楽以外の、エリック・サティにも視野を拡げて欲しい。
腹立たしいのは、この本の著者が、クラシックによっているせいか、サティの一連のシャンソンの曲を、「商業主義にはしった【駄作】」と定義づけている点である。
何を申すか!
この時代、サティにしか作れなかった美しいメロディーのほとんどは、そうした、当時の大衆歌謡である、シャンソンに存在しているのである。この本の著者は、「おまえが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ)」<Je te veux>まで、「駄作」とするつもりであろうか?この曲のメロディーの方が、他のサティの作品のメロディーより、たくさんカヴァーされていて、CMにも使われているから、良く知られているのである。この曲の、盛り上がり、メロディーの美しさ、端正なリズムをもって、「商業主義にはしった【駄作】」と言うこの本の著者はどうかしている。
サティは、その活躍した時代から、ラヴェルやドビュッシーと同じ時代の作曲家とされているが、クラシックからポピュラー音楽への橋渡しをした点、クラシックと現代音楽との橋渡しをした点を見ても、タイプは全く異なるが、ジョージ・ガーシュウィンと並ぶ「巨人」と評価されてしかるべきだし、そのスケールの大きさは、他に比較のしようが無いと思うのである。
来た!見た!喰った!
旅行にまつわる食事というと、その食事の場面もまた日常とは違うもので、いろいろと発見させられる事が有ります。普通の食事ではいかないところに行く以上、また普通の食事では体験出来ない事を体験したり、観たりする事になります。
その中の一つを紹介致しましょう。
これは、下関の唐戸魚市場での事。
唐戸魚市場というと、「ふく(下関では「フグ」とは言わない)」で有名ですが、夜行列車で早朝に下関に到着した私は、新鮮な魚介類を求めて、唐戸魚市場にいったのでした。
もちろん「ふく」が第一の目的ですが、もう一つは、市場の「朝食」が目当てでした。ほら、市場の朝食というと、朝市をやっている有名なところでなくとも、安くておいしい、何か市場の人の「特権」的なメニューが有ったりするものでしょ?
そこで、唐戸魚市場の食堂に行って、「朝定食」を食べました。
内容は、単純で、御飯におみおつけ、焼鮭と、お浸し、と言うものですが、ここで見た光景というのが、旅でなければ見る事の出来ないものでした。
市場の朝食というと、市場の人が食べるもの、と言う固定観念がありますが、この時間にならないと食べられない人、と言うのも食べに来ます。それが、とても意外な職業の人なのです。
私が、唐戸魚市場の食堂で朝食を摂っている時、一人のおばさんが、たくさんの若い男どもを連れてきました。初めは、若い男どもがみなキザな格好をしているので、
「ヤバイ筋の人たちかな〜」
と思っていたのですが、彼らが席について交わしている会話を聞いているうちに、「なるほど」と思い当たりました。
午前5時頃というのは、この職業の人にとって、「仕事明け」なのだと。
つまり、このお兄ちゃん達は、みな「ホスト」との人だったのです。ホストという職業、実は一番夜が遅い職業なのです。と言うのは、普通の男性が夜の歓楽街で入る店、つまりクラブやバー、キャバレーやキャバクラなどで働いている、いわゆる水商売の女性が、仕事が終わって「憂さ晴らし」にやって来るのが「ホストクラブ」。だから、ホストクラブのかきいれ時というのは、午前2時から。
だから、ホストのお兄ちゃん達は、午前4時頃に仕事を終え、ほっと息をつけるのが、午前5時頃。この時間に、おばさん(おそらくはホ� ��トクラブの経営者か、スポンサーなのであろう)が、ホスト達を引き連れて、「おふくろの味」を振る舞うために市場の食堂に来るのですね。何か、ホスト、と言うとすれたイメージばかり思いついてしまいますが、こういうところでおみおつけなどをすすっている彼らは、とても寂しいところも持った、素朴な人柄をその話の中から見せてくれました。夜の商売とは言え、彼らも普通の労働者なのだと、刮目させられました。
こうした発見があるから、旅行先での食事というのは、面白いのですね。写真は、その下関に有る、旧英国領事館。
健忘症の定義
それは、例の「ムハンマド風刺漫画」の騒ぎのことだ。
まず、「思想・宗教の自由がある」、これは大前提である。
これをもって、イスラム側は、
「特定の宗教(キリスト教)を押し付けている」
と憤った。当然である。預言者であるムハンマドと、その妻ハディージャの顔は、描いてはいけないのが「世界の常識」である。これは、仏教徒であろうと、どんなマスコミであろうと、「他者への配慮」として当然のことではなかったか?
次に、愚かなデンマークが、首相まで雁首そろえて唱えた「表現の自由」とやらである。
「表現の自由」はとても大切なことである。これがなければ、「思想・宗教の自由」が守られることがない。あくまで「思想・宗教の自由」を守るための、「表現の自由」の必要性なのだ。
そこで問題となるのが、「風刺」が「他者への配慮」を欠いたものではない、というヨーロッパのどこかの言い分である。
ど〜こ〜が?
ムハンマドとハディージャの顔を描いた時点ですでに「他 者への配慮」を欠いている上に、その行為は「イスラム教の冒涜」である。私が考えるのは、「表現の自由」は是非必要だが、「冒涜の自由」は全くないということである。フランスもデンマークも「表現の自由」を盾にイスラム諸国と事を構えようとしたが、どう見てもヨーロッパ側の「冒涜の自由」を押し通しているようにしかみえない。
その点、国内内部にイスラムの人々を多く抱える米英は、さすがに認めたくないが「帝国」である分、この問題に関して極めて冷静であった。逆の立場になればすぐわかることである。イエス・キリストを冒涜した「風刺漫画」がイスラムの各国の新聞に載ったらどう感じるのか。聖職者を冒涜するまでならギリギリ・セーフかもしれないが、宗教の開祖を冒涜するのは、さすがに一線を越え ているだろう。
やはり、ヨーロッパにも、結構国際感覚のない「田舎」の国が多いことがよくわかりますね。
写真は全然関係ないですが、函館のお土産屋さん。函館は、町並みや風景が札幌よりずっと魅力的で、北海道観光なら、札幌より優先すべきところだと思いますよ。
ブログを書く意欲が低下してます。
最近ブログの更新が、私にしては遅れていますが、それはとりもなおさず、ブログを書く意欲が低下しているからなのです。もともと、「ネットでしか言えない(叫び)」というタイトルからして、「告発」の意味を込めていましたし、「ブログ」=「ネット上の日記」とは言っても、普通の日記と違い、不特定多数の人々に公開する性質のものですから、単につまらない事をグダグダ書くつもりは無かったのです。
しかし、ブログが一般に浸透していくうえで、そのような日常些末事を書き記す事に喜びを感じる、という私には良く分からない「見せたがり屋」か、「露出狂」の人の方が多勢となり、単にブログというメディアを問うして"オナニー"している人と同列に歩く事が難しい� �感ずるようになったのです。
私のブログとて、"オナニー"の性質が無いとは言いません。自分の論説を書く場所が他に無いので、こうやって書いているわけで、それは単なる不満の捌け口がブログにある、という点では、まさしく"オナニー"でしょう。しかし、日常些末事をどうこうするだけでなく、独自の考察を加え、読んでいる人に何らかのインスピレーションのかけらでも感じていただけたらと、様々な工夫を重ねてかいている者からすれば、北野武監督の「TAKESHIS'」について書いた時の反響の薄さや、筒井康隆「銀齢の果て」←故深作欣二監督「バトル・ロワイヤル」:老人版、という論説の展開、フランスの暴動に見るナショナリズム、というレベルのブログに対する反響のあまりの薄さに、ブログの限界を感じてい� �のです。
もう、ペーパーレスを飛び出す頃なのかなあ。と思います。web上だけでやっているのは、先々に残っていく人のものではないのかなあ、とも思います。
最近は、通りすがりの輩からの誹謗中傷や、単なる落書きにももとる程度のコメントを寄せられるに当たっては、ブログももう終わりかと思います。
もう、チームのことはどこのブログでもマスコミでも書かれているので、敢えて選手個人に絞って注目。名前はあまり有名でないけれど、能力は非常に買える、という選手をピックアップ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神戸の北本久仁衛。
アテネオリンピック代表の候補に選ばれながら、最終的には「何がなんでも3バック」という硬直した山本監督の考え方の上で、犠牲になって代表に選ばれなかったという過去を持つ。ストッパーとしてのその卓越したフィジカル、ディフェンスのスキルは、彼が神戸の生え抜きの選手である事と無縁ではない。奈良育英高校から、当時まだ川崎製鉄が経営していた時代のヴィッセル神戸に入った。
この当時の神戸というのは、現在解説者としてその舌鋒鋭い川勝良一氏が神戸の監督をしていた頃で、もともとプレーメーカであり優れた「司令官」であった川勝氏については後にまた触れることにするが、本来は攻撃的なサッカーを好む監督だったのだが、この時は現実路線にカジを取って、持てるタレント� �才能)で「カテナチオ」を実践していた。当時神戸のディフェンダーといえば、土屋征夫(日本代表に入らなかったのは日本サッカー協会の不明、現在柏から大宮に移籍、今期の彼の「鬼神」のような活躍に期待。)、海本慶治(トルシエジャパンには入っていた、現在新潟)、シジクレイ(当時、ゴールキーパーは、ゴールキックをシジクレイのいる方向に蹴ってはいけないと言われていた。空中戦で彼に勝てる見込みがまるっきり無かったのである、現在ガンバ大阪)、と凄い選手が揃っていて、海本が名古屋に移籍した後、土屋とシジクレイがスキンヘッドなのを見て、「弟子入り」を志願して、スキンヘッドに。シジクレイが移籍した後も、後輩の坪内を巻き込んで、「3スキンヘッズ」としてサッカー専門誌に取り上げられたこ� �も。
これは、格好だけをまねたのではなく、守備のスキルを「弟子入り」した証しな訳で、土屋やシジクレイといった「百戦錬磨」のディフェンダーから守備を学んだ北本は、将来日本を背負って立つ、「肉体派ディフェンダー」となること間違いないし、近い将来、「ボンバーヘッド中澤」の後を継いで、「スキンヘッダー北本」を襲名するのではないかと思うくらい、闘志溢れるディフェンスと高い守備技術を持つ選手。左利きなので、左向きの体でボールを扱うこともうまく、3バックなら左のストッパー、4バックなら左のセンターバック、左サイドバック、と将来の「大選手」の風格充分の選手。J2から戻ってくる頃には、神戸のキャプテン格の選手になっているはず。
鳥栖の濱田武。
鳥栖の「浜ちゃん」こと濱田 武。実はまだ保有件は鳥栖は買い取っていないので、C大阪が持っているのだが、「情熱的指導者」松本育夫監督の元で育った方がうまくいきそうなので、もしJ1に昇格することがあれば、鳥栖に完全移籍しているであろう選手。サッカーマガジンでも、先日取り上げたユン・ジョンファン(リンク)との子弟対談がつい先日掲載されていた。プレーメーカーとして、パサーとして卓越したセンスを持っており、あと足りないのは「心」だけ。それと、自分の適職を見つける戦術的知性。これは、今シーズン鳥栖に加入したユン・ジョンファンからじかに教えてもらった方が良いので、今回の対談を見てもセレッソ時代から二人は仲が良かったらしいので、やはりユン・ジョンファンは彼に自分と通ずる「何か」を見たのだろう。また、ユ� �・ジョンファンにとって、濱田武を一人前にすることは、何よりの「日本への恩返し」に成る筈だ。とにかく、特徴は、針の穴を通すようなスルーパス。中距離でも出せる精度を持つ。
キープ力にも勝れているので、後は運動量を惜しまないこと。彼も将来の日本代表有力候補。
横浜Fマリノスのマグロン。
最近、セレソンクラスの選手が日本に来ているのにはいろいろな理由があり、暗い内容が多いのであまり書きたくないのだが、浦和のエメルソンのように日本で収入を得たい選手、マルケスのようにセレソンと「赤い糸」がつながっていなかっただけで、普通にセレソンの実力を持っている(名古屋に居た時は、ストイコビッチの穴を埋めていたのに、同等に扱われなかったことに、当の日本人(名古屋サポーター? )が持っている人種差別意識に、心底憤ったものだ)が年齢的にもうセレソンに呼ばれる見込みの無い選手、という場合が多い。
そうでなければ、アラウージョのように、セレソン目指して日本で一旗揚げて、母国に戻ってセレソンを目指す選手が居る。マグロンは、アラウージョのケースのように見える。まだそれほどと思っていない人、もっと注意してみて下さい。メチャクチャ巧いですよ。ブラジル選手特有のトリッキーなボールさばきではなく、端正にシンプルにボールをキープしてはたくタイプの選手で、セレソンでいえばジュニーニョ・ペルナンブカーノに似ている。正確も真面目そうで、鍛練を怠るようなタイプには見えないが、日本のJリーグのスピードにまだ対応出来ないでいた。しかし、シーズンインから日本で 始める今年が、本当の勝負年で、横浜Fマリノスのサポーターはもっとマグロンに大きな期待をかけていい。本当に、「キラーパス」を出すセンスを持っていて、ディフェンスの致命的なところに鋭いパスを相手チームを「暗殺(キラー)」するかのごとく、ずばりと決める力がある。今年、久保はかなりの恩恵をマグロンから受けるはずだ。得点より、アシストやプレーメークに興味の中心があるような感じの選手。
本当に、さりげなくやるプレーが、とてもスパイスが効いていて効果的!だから、本当に巧い選手だと分かる。
福岡の金古聖司。
肥満の遺伝的要因についての記事
今回はレンタル移籍だが、おそらく鹿島から福岡へ来シーズンには完全移籍するであろう選手。もともと全国的に有名な選手だが、ケガに悩まされた。高校選手権では、東福岡高校で全国優勝をしている選手。現在アビスパ福岡は、「九州のクラブ」を造ろうとしており、九州出身者をたくさん集めている。金古の場合もその一環。センターバックだが、アビスパ福岡には、もともと既に東福岡時代、鉄壁のディフェンスをともに敷いた同級生、千代反田充がレギュラーで活躍しており、「東福岡コンビ」をアビスパで見ることが出来そう。ちなみに、東福岡出身者では、山形恭平、古賀誠史、がレギュラーで活躍中。金古の特徴は、恵まれたフィジカルを生か� �たディフェンスだけでなく、空中戦にめっぽう強く、ディフェンダーながら、セットプレーになると非常に高い得点能力を有している点だ。とにかくヘディングが高い。また、リベロも出来るタイプなので、フィジカルコンディションさえ整えば、今までの低迷がウソのような活躍をすると思う。もともと鹿島が「将来の日本代表候補、アントラーズの中心選手」としてとった選手で、まだ守備技術には伸びる余地が多くあるが、フィードのボールも正確な、ポテンシャルの高い選手で、ここからの復活が待たれる。
ガンバの手島和希。
ガンバが、日本代表で欠場しがちが宮本のバックアップとして、またACLを戦う時の貴重なサブとして京都からレンタル移籍で採った選手。1999年のワールドユース準優勝の時のリベロのレギュラ ー。俗に言う「黄金世代」では、守備の選手は目立たなかったが、Uー20で世界第二位となった時のリベロの力は高く評価されるべき。京都にずっと残っていたため、評価が曖昧になってしまっていたが、おそらくポテンシャルからいって、そろそろ大きく羽ばたく時が来たと思う。トルシエが行った戦術である、「フラット3」で、リベロのラインコントロールの能力というのがいかに高いものが必要であったかは、その後を見ていた人は知っているはず。その役割をこなしきれた選手なのだから、もっと伸びる選手だと思う。J1で強いフォワードとやってどんどん伸びていくのではないだろうか?コーチングの能力に長けているところが、日本のディフェンダーの中で稀少な存在であるし、彼にはもっと大きな舞台が必要なのだと思う。
大分の根本裕一。
コアなサポーターの中で、鈴木隆行とともに、「放浪の選手」といわれている。というのは、レンタル移籍ばっかりだったからである。これまで、何度となくレンタル移籍で鹿島以外のチームでプレーしてきた。今回、大分に完全移籍して、ようやく落ち着いた感がある。
アテネオリンピック代表では、惜しくも候補に留まったが、左足の強さは誰もが認めるところ。もともとフォワードだったので、シュート力も高いが、現在は、左サイドのスペシャリストとなっている。4バックの左サイドバックもこなすが、体格があまり恵まれていないので、3バックの左アウトサイドか、4バックの左サイドハーフが持ち場。
ドリブル、シュートの能力が高く、小柄ながらキックのパンチ力はかなりのもの。もともと攻撃センスには高いものがあって、多彩な攻めを行うことが出来る。今で言えば、アントラーズの場合、ちょうど深井と持ち味が重なってしまった形。 しかし、深井ほどのコンタクトの強さはないが、キックの正確性では上回るので、アウトサイドからのクロスには期待大。また、深井に比べてサイドに特化しているので、ウイング的なプレーも得意。守備力もアウトサイドが務まるほどには有り、もともと攻撃の選手だけにアイディアは豊富。とにかく強力で正確な左足のキックは、一見の価値あり。
名古屋の大森征之。
もともとグランパスの戦術のキーマン。しかしケガが多かったため、代々の監督にとって悩みの種であり、命取りにもなっていた大事な選手。「陰の司令塔」とでも言うべきであり、ゲームキャプテンとしてグランパスがもし今シーズン躍進するようなことがありでもすれば、そこには大森の活躍が欠かせない。ボランチかサイドバックでの起用になるはず� �が、どちらにしても、攻撃の第一歩を決める役割を担う。また、プレーメーカがいつも存在しないこのチームにあって、90分間での手綱を引き絞る役割も担う。必要なところではファウル覚悟で止めに行き、攻める時間帯はオーヴァーラップを繰り返す。好調時には「日本代表に」との声もあった選手。グランパスで埋もれるのはもったいない。
清水の山西尊裕。
今シーズン、長谷川監督が、キャプテンに指名したのは、ジュビロにおいて「勝者のメンタリティ」を持っていることを買っての事。エスパルスにおいて移籍二年目でのキャプテンは異例だが、地元清水東高校の選手でもあり、監督の直接の後輩である事を考えれば、妥当。日本代表にも揚げたい左サイドバック。身長こそ170cmもないのだが、もともとジュビロで3バ� �クの左ストッパーをこなしていただけあって、頭脳的な守備が特徴。また、強烈な左足から放たれるクロスは、ゴール前にピンポイントで合わせるだけの精度を持つ。セットプレーでもロングシュートを放つときもある。ジュビロがこの選手を放出しただけでも、自殺行為。左サイドのオーヴァーラップのタイミングも心得ており、どこで攻撃参加が必要か、充分に知り尽くしている。
FC東京の梶山陽平。
北京オリンピックを目指す若手の代表格。オリンピック代表チーム不動のエースで、FC東京においては、ボランチでプレーメーカーをこなす。昨年オランダで行われたワールドユースで、日本ユース代表はコテンパにやられたのだが、フィジカルコンタクトでも全く見劣りせず、中盤のセンターで悠々とボールを持つ事� ��出来たのは、梶山だけだった。この年代では卓越した選手であり、戦術眼、コンタクトの強さ、正確なボールキープ力、プレーメーク、将来の日本の司令塔になる事間違いなし。現在FC東京では、3人のセントラル・ミッドフィールダーのうちの一人として使われる予定。その中で、今野や伊野波にはこなせない、攻撃における決定的な仕事が出来る選手。パスとボールキープで、局面をひっくり返す事の出来る、スーパーな選手だが、まだ若いのでもっともっと成長して欲しい。彼を見ていると、若い頃の中田英寿がボランチだったらこんな風ではなかったか、と思わされるようなプレーの切れと鋭さを感じる。弱冠二十歳過ぎにして、もう「渋い!」とうならさせられるプレー多数。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
解けたあなたのいうこと聞きます。むちゃくちゃ難しい、論理パズル。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なのです。それについては、Moreで。では、いつものように参りましょ!
「がくや姫」
ステージでは万全の稽古の成果を見せて、目を見張る演技をするが、裏方さんを楽屋で虐げるのが常識になっている、実力派若手女優。
「B・ボ−ヤ」
日本では、ヒップホップカルチャーに浸りきってラッパーを気取っている男の子達を、「 B・BOY」というらしいが、形だけ真似して何のラップの知識も無いのが「B・ボーヤ」。カラーギャングにも多いらしいが、2Pacやスヌープ・ドギー・ドッグは知っていても、デ・ラ・ソウルやヤングM.C.、P.M.Dawnあたりは全く知らない。さらには、トミーボーイ・レーベルや、アフリカバンバータなんて聞くと、「え?マジで、マジヤバイ?」という少ないボキャブラリーでしか返せない子供たちのこと。
「課長封月」
日ごろうるさい課長を月に封じ込めてやりたい部下達の「本音」。
一説には、課長の月給は全て奥さんに封じ込まれているとも。
「水戸中黄門」
中黄門は中国の役職名でそれが伝わってきて、日本でも定着した。「外郎」というのも役職名で「ういろう」と読み、いつの間にか名古屋名物の菓子になっている。中黄門は皇帝の側近であり、宮中の取り締まり係の筆頭に当たる。日本の江戸時代でいえば「大奥」に当たる、皇帝のハレム「後宮」を取り仕切るので、当然宦官が任命される。通常男性としての機能が無い宦官は、性欲がない分物欲が強くなるといわれ、「役得」もあって賄賂を取り放題でもある。「水戸中黄門」は「水戸光圀」になりすました水戸藩の宦官が、各地を漫遊しつつ、名誉賞賛を浴び尚且つ悪玉を懲らしめた、として、悪玉と庶民の両方から手数料をとるという、今ど きプロスポーツの代理人が「やってはいけない」とされるダブルマージンを取る物語。
「助平さん」と「格付けさん」がやりたい放題のことをし、「この印籠を目に入れてやる!」という物理的に見て不可能なことを無理強いし、悪玉を懲らしめるのだが、事前に「風車の質屋」が悪玉に悪知恵を吹き込んでおく、という、マッチポンプ方式で成り立っている。水戸中黄門は、水戸藩の大奥の女性に賄賂を贈っているので、身の安全は確保されている。
「ロックン・ロール・ウィンドー」
今や、「ジャケ買い」が当たり前とかしているレコード業界。それなら、ということで、繁華街のショーウィンドーを全てCDのジャケットだらけにして、販売促進を狙うようになった。繁華街の人がみんな未亡人(ウィドー)になってしまった。
「棟方思考」
スポーツにおける、精神論のこと。「ジーコ理論」とも� ��われる。つまり、「キャプテン」で「サッカーボール」を「バット」で「アタック」して、「エースを狙え」という命令を下すコーチの考え方である。ここには「スパルタ」という考え方しかなかったので、そこに情熱的な「アテネ」の考え方を登場させると、「グリース・ウォーズ」になる。さあ、ペロポネソスにlet's・try!
論理パズル「第一問」
U19日本代表に野洲高校の乾選手選出!!
はじめに。
自分がイチ押しの選手が選ばれると嬉しいのね。乾貴士選手は、野洲高校の選手の中でも2年生ながらすごく光っていた選手。ドリブルがとにかくうまく、突破が上手い。それもスピードやテクニックにモノをいわせる突破ではなく、相手選手とのコンタクトにおいてうまくボールをコントロールしながら抜いていく、そういうタイプは国際的にフィジカルの劣る日本人選手には必要不可欠な要素なのです。
いろいろな選手が、シーズン前に移籍しました。閉鎖的な野球の移籍市場とは違い、サッカーは移籍は当たり前、出番を得るための移籍は奨励されるくらいですから、日本� �プロ野球のようにベンチに座ってばかりいて、2億や3億ももらったりすることはないのです。
今回は、Jの移籍情報を見て、その選手の移籍金の割に戦力として非常に高い価値を持つ選手をピックアップしてみました。
まずは、神戸の茂木弘人。
もともと小柄ながらフィジカルの強い選手で、高校生の頃福島で彼と対戦した人の話では、ディフェンスに行って思いっきり当たりに行っても、びくともしなかったらしいです。止められなかったそうです。得点能力の高いストライカーで、シュートの決定率はかなり高いです。サンフレッチェは、佐藤寿人が居るうえに、ウェズレイまでいて、若手には前田俊介がいるために、有望な若手フォワードが飽和状態になってしまったための移籍。だから決して若いからといってベンチに甘んじている選手ではないです。播戸が抜けた神戸では、スタメンを張る事の出来る選手で、上背は無いですが、とにかく肩幅の広さ、背中の広さを観れば、この選手がコンタクトに強いプレーヤーである事は一目瞭然。きっと体幹が強いので、シュート� �正確性もその強さに支えられているでしょう。三浦淳宏からのスルーパスを決める場面を簡単に想像出来ますね。
鳥栖のユン・ジョンファン(尹晶煥)と山口貴之。
さすが、松本監督、ツボを押さえた補強。もともとユン・ジョンファンがセレッソでプレーしていたときから、「韓国でプレーするより、日本でプレーした方が活きる選手」と思っていて、ボランチの位置でパスを出してゲームを組み立てつつも、豊富な運動量でディフェンスもこなす、というセントラルミッドフィールダーとして、プレーメーカーとして日本サッカーに非常にマッチする選手。この選手を使わなかったJのチームの方が悪いような気がするのだ。展開のパスも出せて、フォワードへのラストパスも出せる、ドリブルも上手い、いわばパク・チソンがあるのもこの人のような「大先輩」が居るおかげと言えると思うのです。本当は、鳥栖ではもったいないくらいの選手。韓国に近い、という点で言えば、大分などはこの� �手は「買い」だったはずなのですが・・・目が黒い人と、目が節穴な人がいるのですね。とにかく、観た事が無い人は観るべし。韓国人プレーヤーで、こんなに洗練されたプレーをしていた人が居たのだ、ということに驚かされるはず。年代的に、ヒディングの代表ではもう間に合わなかった感が有るが、ヴェテランとしてJの舞台でやってもらうのには大歓迎。本当は、J2よりJ1で観たい選手。山口貴之も、かつてヴェルディでパサーとして鳴らした選手で、いろいろなクラブを渡り歩いているこういう「司令塔」タイプの選手は、影響力が強いぶんだけ扱いづらい、とかくチームのフロントが敬遠する傾向があるのだが、渡り歩いて苦労している分だけ我慢強く、エゴだけ張っている若手の「司令塔」もどきの選手より、よっぽどサ� ��カーの本質を知っているので、今年の鳥栖は、J2のダークホースですよ!!!
東京ヴェルディの萩村滋則と大橋正博。
萩村は、ケガが無ければ今どき福西と日本代表のポジションを争っていたであろう選手。センターバックとして、ストッパーでもリベロでもプレー出来、当然ボランチでのプレーも可能。とにかくフィードの質が高いので、守備力だけでなく、攻撃のビルドアップにおいてもかなりの効果が見込める選手。コストパフォーマンスは、ケガさえなければMAXに近いのではないだろうか。展開のパスが精度が高く、攻撃参加のタイミングも心得ている。柱谷コーチが厳しくディフェンスをたたき込めば、大きな戦力になる事間違いなし。大橋は、横浜Fマリノスから、「塩を送られた」格好。マリノスにはこのようなパスが出せてドリブルも上手い選手がたくさん居すぎて、同じタイプの選手を抱えすぎていたための移籍。中盤の攻撃的なイン� �イドのMFとしては、得点力が高いトップ下タイプの選手。その分フィジカルコンタクトをかわす工夫が必要。技術は問題無いのだ。奥大介がケガしていた時、上野などを差し置いて、マリノスでプレースキッカーを務めていたくらいのキックの技術はある。セカンドストライカーとして起用してみるのも面白い。平本と組ませてみる価値もあるかも知れない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここからはJ1。この線は、「J1の壁」なのですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
川崎フロンターレの米山篤志。
そもそもヴェルディが彼を「移籍リスト」に載せたと知った時、目を疑った。目をこすりたい気分だった。こんなレヴェルの高い選手を「戦犯」扱いするなんて!!!トルシエ時代に代表に入っていた事も忘れたのかよ!!!サッカーにおける本質を良く知っていて、戦術も知性も兼ね備えていて、且つ人に強く、正確なキックとタイトなディフェンス技術を持つ選手。フィジカル、高さや速さは無いが、知性を生かした読みが良く、指示の声も正確で、リベロとしては宮本以上。キックは、プレースキックで直接フリーキックをたたき込める選手。コミュニケーション能力も高く、森岡隆三とともに、いま日本に代表に必要な「知性」と「戦術眼」、「正確なパス能力」「正確なフィード」「読みの鋭さ」「冷静な判断力」「最終ライ� �の統率力」「ゲーム全体の読みの鋭さ」「監督とのコミュニケーション能力」全て持っているのだ!!!川崎フロンターレは、3バックが基本だが、彼の加入で4バックも可能になった。ストッパーの一人は、日本代表にも入った簑輪で決まりだが、あとのポジションは米山と争うのは大変だぞ、と思う。特にリベロは。
広島の上野優作。
サブのフォワードとしては、メチャクチャ貴重。年齢こそいっているだけで、ポストプレーヤーとして前線でのボールキープ力に勝れ、またヘディングでの得点能力も高い。前新潟監督の、反町氏が重宝していたのが良く分かる選手。だから、同じような視点を持つ小野剛監督が見逃すはずも無い。攻撃が苦しい時に、守備陣深くからロングボールを無理やり蹴っても、前線で時間とスペースを稼いでくれる働きは、チームが苦しければ苦しい時ほど頼りになる。こんな頼もしい「スーパーサブ」はいない。また、終了時間間際のパワープレー時にもその「高さ」が頼りになる。もともと広島は、両サイドバックがそのまま日本代表に入るべきなので(右の駒野は入っているが、左サイドバックのヴェテランの「鉄人」服部公太を見逃し� �いるのは、ジーコの三都主に対する「偏愛」ぶりを示している)、そのクロスに合わせる選手としても、さらに佐藤寿人のおとりになるうえでも、オプションが限りなく豊富。これは本当に「お買い得」でしょう。
新潟の岡山哲也。
もともと名古屋グランパス生え抜きの選手で、以前は「ミスターグランパス」の称号を持っていた選手。先日引退した、小倉隆史と同期の選手で、衰えを知らない運動量、走力が魅力の選手だが、名古屋において、ストイコビッチに「ミッチリ」たたき込まれて、上手い選手になった。攻撃のフリーマン的な選手で、どこの位置からでもドリブルで仕掛ける事が出来、サポートの意識が高いので攻撃の厚みを作る事が出来、フリーランニングの質・量ともに高いので、敵の弱点を露呈させる事の出来る選手。とにかく、フリーランニングの質の高い選手を観ていると、相手チームの弱点がどこにあるか、観戦者にも良く分かるのだ。ましてベンチにおいては。彼がプレーしているのを見ると、ベンチの監督も選手も、相手守備陣の弱点を� �つけることが容易になる。また、これは「ピクシー」に鍛えられたおかげだが、ゴール前から遠いところで仕事をしておいて、一度「消えて」からペナルティ・エリア内に進入してゴールをとる「特技」を持っており、これで得点の量産が可能。いいパサー、クロサーがいれば、この効果は絶大。左サイドから、ファビーニョ、鈴木信吾のクロスがあるし、右サイドでは海本幸治郎とのコンビネーションの突破が楽しみ。
甲府の林健太郎。
守備に年齢は関係ない!!!米山のケースと一緒。大木監督は本当に目のつけ所が良い。ファルカン時代に、ヴェルディに居た事もあって日本代表に選ばれていた事を知っている人はそう多くは無いが、若い頃から第一線でプレーしてきた選手。とにかく、「読み」の良さは現役選手最高!!!本当にクレバーなプレーヤー。ボランチ、ストッパー、リベロのどこでもこなせるが、センターバックの前のボランチとして、ぜひ起用したい選手。というのは、ゲームの流れを読む事も非常に勝れていて、守備の選手として考えれば、今の価値としては名波浩以上かも知れない。ゲームを操る能力を持った選手。どこで攻めに転じるか、どこで守る時間帯を作るか。まさに「操縦桿(ボランチ)」。甲府でもし彼が4バックの前で、倉貫、藤田� ��後ろでプレーが上手く出来るようになってきたら、これは甲府は間違いなくセンセーションを起こしますよ。中盤とディフェンスラインを「接着」出来る選手!決して離したりしない。バイタルエリアのカバーも間違いないし、状況に応じて攻めも出来る。もちろんフィード、展開のパスは、フェイントを入れながらでも正確に出せる。「職人」ですよ、この人は。みなさん、この人のプレーを見て、「うーわー、いい所に居る」とか「う〜む、上手いところにパス出すなあ」とその職人芸に「うなって」下さい。
自分で書いていても「シブイ!」と思ってしまう。だから、「シブイ!」鉄道の写真を載せておきました。
追記 美しすぎるぞアルゼンチン。何なんだクロアチアとの試合は!!!前線が、エルナン・クレスポとカルロス・テベス、その後ろに、ファン・ロマン・リケルメとリオネル・メッシ。しかも、彼ら貧しい若い世代は、アルゼンチンの白人中心主義的な、単調なリズムにならず、伝統である「タンゴ」のリズムをきっちりと受け継いでいて、「タッ、タッ、タッ、タッ」と「タ〜〜ン、タ、タン、タン」の二つのリズムを複合させてボールを動かして、決定機を作っている。ブラジルより美しい、綺麗!ドイツ大会は、アルゼンチン優勝で決まりかも?
0 件のコメント:
コメントを投稿